どうもポンティーです!
昨日7月7日のボートレースからつで4艇による集団フライングが発生しました。
これはボートレースにとってはかなりの痛手なので取り上げてみました。
ニュースのソースは以下の通りです(リンクが切れていたらごめんなさい)↓
この記事のタイトルにもある通り、この集団フライングでなんと総売り上げの99.9%を返還するという憂き目にあっています。
なぜこういう結果になるのかを、ボートレースのこのあたりの仕組みがよくわからない方向けにちょっと説明しますね。
まず、ボートレースにおけるフライングとは、レース開示時刻に、ボートの先っちょがスタートラインより少しでもはみ出すことを指します。
このスタートラインというのは実際の水面で目に見えるものではないのですが、機械によって厳密に管理されています。
もしフライングをしてしまうと、その選手は即時失格となります。
あわせて、その選手に投票されていたすべての舟券は100%返還となります。
通常、ボートレースは売り上げの約25%を控除した上で、その残りのお金を的中者に分配します。
ところが、フライングとなると、その25%の控除もなくすべて返還しなければなりません。
これは開催しているボートレース場にとっても大きな痛手ですね。
それでも、フライングしたのが6艇中1艇なら、返還金額はそれなりで済みます。
(もっとも、大きい大会の1号艇はかなり投票が集中するので、そういう場合は1艇でも結構な痛手ですが)
ただ、今回は6艇中4艇がフライングです。
しかも、その4艇というのは1号艇~4号艇です。
ボートレースは、レースに有利な内側のボートから順に数字を割り振っていきます。
となると、数字が若いボートほど勝つ確率が高いわけで、それだけ投票も多く集めます。
これで1号艇から4号艇まで失格となれば、そりゃ相当のお金を返還しなければならないことはなんとなくわかると思います。
それでも、5号艇6号艇が生き残ったのなら99.9%返還はないんじゃない?と思う人もいるでしょう。
ただ、フライングの場合は、フライングしたボートに関連するすべての舟券が返還対象となります。
例えば、3連単で1-5-6に投票したとしましょう。
いくら、5号艇6号艇がフライングがなかったとしても、フライングした1号艇が含まれるので、こういう舟券も返還対象となるわけです。
ですから、結局ほとんどの舟券が返還対象となったわけですね。
なお、記事にもありましたが、このレースの総売り上げは3611万1千円とのこと。
本来ならその25%の900万ぐらいはボートレースの収益となったわけですが、今回の4艇フライングでこれがすべて吹っ飛んだわけですね。
でも、あまりボートレースを知らない方は、1つのレースで3600万も売り上げがあったということの方が衝撃かもしれませんね。
実は結構ボートレースってすごいんですよ。
ではこれにて失礼します。