ポンティーのケチケチボートレース道

少ない予算でやりくりする「ケチケチボートレース」を実践していて、その時の予想や結果を公表しています。ボートレースを細く長く楽しむヒントがあるかも?なお、有料サイトへの勧誘などは一切ありません。ただのボートレースファンの戦いの記録です。

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西川昌希容疑者が引き起こした競艇の八百長事件に関して、ボートレースの大ファンからの私見

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※今回の記事は重いテーマなので、いつもの一人称である「ポンティー」はやめて「私」を用いていきます。

 

目次

 

最初に

非常に残念で悔しい事件が発覚しました。

元ボートレーサーの西川昌希容疑者が八百長を引き起こしました。

この事件はヤフーニュースでも大きく取り上げられました。

普段、ボートレースの話題がヤフーニュースで取り上げられることはほとんどありません。

私が2019年でボートレース関連の記事をヤフーニュースで見たのは2回ぐらいです。

もちろんそれに対するコメント数も数えるほどです。

しかし、この八百長のニュースはすでに20以上の記事がヤフーニュースに取り上げられました。

もちろん、それについたヤフコメ民のコメント数も多いです。

コツコツ真面目にやってきてもほとんどニュースにならないのに、この事件1つで、不本意な形で「ボートレース」や「競艇」という言葉が世間に広がっていきました。

悪事千里を走るとはよくいったものです。

 

そして、これだけの事件を、ボートレースを軸にしたこのブログで触れないのも不自然なので、いまから私見を述べさせていただきたいと思います。

 

本当は、2019年のボートレースの年間売り上げが1兆5000億を超えたので、それをベースにした記事を書くつもりでした

そこから、またボートレースの魅力をお伝えしようと思ったのですが、さすがにこんな事件が起こってはそういう気にもなりません。

 

おそらく、このブログに足を運んでくれた方は多少なりとも事件のことは把握された上でご覧になっていると思います。

ここでは、生粋のボートレースファンの一人がこの事件をどう受け止めたかを書いていきますので、そういう視点で読んでいただければと思います。

もちろん、ボートレースファンでも受け取め方は様々ですので、あくまで一つの意見として捉えてください。

 

事件の概要

事件は、1月8日に名古屋地検特捜部によって西川昌希容疑者(29)が逮捕されたというものです。

容疑は「わざとレースに負け見返りに現金を受け取っていた」というもので、いわゆる「八百長」です。

現金を渡したのは親戚の増川遵容疑者(53)です。

容疑を持たれたレースは、2019年7月2日に琵琶湖モーターボート競走場で行われました。

この日、西川容疑者は2走していますが、2走とも増川容疑者の舟券に合わせるようにわざと負けて、その見返りに現金300万円を受け取ったとされています。

 

疑惑のレースの解説

なお、以下は疑惑となったレースの動画です。

www.youtube.com

 

西川容疑者はこの日7レースと10レースに出走しました。

どちらのレースでも八百長を働きましたが、10レースに関しては、こういうことは別段珍しくないので、八百長とはまず気づかないでしょう。

せいぜい「ちょっと1マークで操舵をミスして流れたか。何してるんだ、西川は?」ぐらいの感情が起こるぐらいだと思います。

逆に、こういう形を狙って2着になるという技術がすごいとさえ思います。

 

ただし、7レースは、ボートレースのあるルールをわかっている人からすれば、明らかに不自然です。

その「あるルール」というのは、転覆などの事故艇が出た時のルールです。

ボートレースにおいて、事故艇が出た場合は、その後は原則としてもう競争はしません。

ただし、3周回ってゴールするというのが大前提ですので、事故艇以外のボートは、事故が起こった時の順番のまま、事故艇を避けながらゆっくり走行します

 

例えば、スタートして1-2-3-4-5-6の順番で走行していたが、途中で1号艇が転覆した場合は、残った5艇は、もう2-3-4-5-6の順番を崩さずにゴールしなければなりません。

 

ところが、この7レースにおいて、転覆艇が出たあと、西川容疑者は3位の状態で1周2マークを回ったにも関わらず、その後いったんボートを止めて、後続艇を先に行かせてしまいます

 

もし、西川容疑者のボートが本当にエンジントラブル等で止まった場合は話は別ですが、その後普通に走行しているので、この後続艇を先に行かせるという行為は非常に不自然極まりない行為です。

 

こんなことは普通はまず起こらないことで、確かに八百長と思われても仕方ありません。

 

もし、西川容疑者がこの7レースでも、10レースのようなレースをしていれば、今ものうのうとレーサーを続けていたかもしれませんね。

 

結局悪いのは誰なのか

この事件に関しては、完全に西川容疑者が悪いです。

ニュースが出始めた頃は、まだ詳しい情報がなく、おそらく大半の人が、親戚が八百長を持ちかけたのではないかと思ったのではないでしょうか。

ところが、10日に出たニュースによると

「西川容疑者が競馬にのめり込んで金に困り、増川容疑者に不正を持ち掛けたとみられる」

とのこと。

呆れてものが言えません。

もちろん、その話に乗った親戚も悪いですが、この件に関しては西川容疑者のモラルの欠如が一番の原因のようです。

 

私見その1:今回糾弾すべき点は賞金以外の金銭授受と宿舎へのスマホの持ち込み

この事件においてまず糾弾すべきは、金銭の授受でしょう。

ボートレーサーは原則としてどのレースでも3着以内に入れば賞金を獲得でき、これが主たる収入となります。

その賞金はもちろん正当な報酬ですが、今回西川容疑者は、自らの働きかけによって、この賞金以外でも不当に金銭を得ました。

この不当な金銭を受け取るための動機が「競馬でお金に困った」ことです。

そして、不当な金銭を得る方法として「親戚に八百長を持ち掛け、全力でレースに参加せず着を落とす」ことを選びました。

また、その打ち合わせの手段として、宿舎に通信機器(スマホ)を持ち込みました。

宿舎への通信機器持ち込みは絶対に禁止です。

その理由は今回の事件を見れば言わずもがなです。

 

西川容疑者が引き起こしたこれらの行動は言語道断であり、ボートレースファンとして、到底許せるものではありません。

正直な所、私は、現在のボートレースは、選手はその時の最善を尽くしてレースに出ていて、そんな八百長をするなど思いもしていませんでした。

この信頼を、目先の金銭目的で大きく裏切ったことに対しては厳しく糾弾すべきだと思います。

 

 私見その2:1着以外を狙うことと八百長は区別した方がよい

この事件で、西川容疑者は「わざと負けて見返りに現金を受け取る」ことをしています。

ボートレースにおける「勝ち」とは1着を取ることであり、それ以外の着はすべて「負け」に相当します。

 

では、ハナから2着以下の着を狙うことはすべて八百長なのかというと、そこは区別して考えた方がよいと思います。

選手の数だけ考え方もありますから、状況によっては1着ではなく、2着や3着を狙うために出走することはあると思います。

 

例えば、大外の6コースからスタートする場合、1着を取るのは至難の技です。

ただ、ある程度は上位の着を取っておかないと、準優勝戦以上の進出や級別の査定において悪影響となります。

こういう場合は、1着を狙って失敗して大きく着を落とすよりも、ハナから2着3着を狙った戦略を立てることはあるのではないかと思います(あくまで憶測ですが)。

 

また「このレースで3着以上なら準優勝戦進出」という条件なら、その3着をもぎ取るために手を尽くす場合もあるのではないかと思います。

 

今回の西川容疑者の事件は「不当な金銭を得るために着を落とした」わけで、これは確かに八百長です。

 

ですが、戦略的に1着以外を狙うことは、予想する側としても判断材料として取り入れられるので、八百長とはまた区別すべきだと思います。

 

私見その3:日本モーターボート競走会の対応について

なお、ボートレースを運営する「日本モーターボート競走会」は、今回の八百長事件に関しては、簡単な声明文の発表にとどめています(1月11日現在)。

これは、ボートレースの公式ホームページで見ることができます。

西川という名前ではなく「元ボートレーサー」という呼称を用い、捜査への協力と再発防止を掲げた、申し訳程度の内容です。

ただ、まだ多くを語れない状況にあるかもしれません。

ですので、これに関しては、今後どういう発表をしていくのか注目していきたいと思います。

 

なお、西川容疑者のは昨年9月に引退していますが、時期的なことからいって、八百長の件で引退を促された可能性が高いです。

もしそうであれば、日本モーターボート競走会は八百長を把握していたということであり、これはこれで問題になると思います。

この辺をどう釈明し、どういう再発防止策を講じるのか、日本モーターボート競走会も正念場だと思います。

 

 私見その4:西川容疑者の八百長が今後のボートレースに与える影響

この八百長によって、ボートレースへのイメージダウンは避けられないでしょう。

冒頭でも述べましたが、普段ボートレースのニュースが、ヤフーニュースで取り上げられることはほとんどないのに、この八百長に関しては実に多く取り上げられました。

 

ここ数年間ボートレースはコツコツとイメージアップに努めてきました。

ですが、この事件が報道されたわずか数日で、そのアップされたイメージが著しく下げられたと思います。

 

私は、今回の事件を取り上げたヤフーニュースのコメントの多くに目を通しました。

その中で、もうボートレースを辞めるという書き込みも決して少なくありませんでした。

もちろん、実際にやめるかどうかはわかりませんが、これまでのファンにそういう書き込みをさせるだけの影響力はあったようです。

 

ファンの中にもうそういう反応があるくらいですから、当然、ボートレースに興味を持ち始めたぐらいの人は早々に興味を失いボートレースに触れることもなく離れていくでしょう。

 

これも冒頭で触れましたが、2019年のボートレースの売り上げは1兆5000億円を超えました

2013年からずっと右肩上がりを続けてきました。

今後は2兆円を目指して突き進んでいくつもりだったと思います。

 

しかし、この八百長で大きく水を差されたと思いますね。

ともかく、この影響は、最終的には数字となって表れてくると思いますので、いまから1年後の売り上げで、ある程度判断がつくと思います。

 

ただ、私は、この逆境を乗り越え、来年も売り上げ増を達成することに期待です。

 

私見その5:それでも私はボートレースに投票する

今回の八百長事件では私も結構いろいろと考えさせられました。

それでも、私は今後も引き続きボートレースで投票を続けます

ほとんどのボートレーサーは真摯にレースに向き合っていて、今回西川容疑者が逮捕されたからといって、レースの面白さが損なわれるわけではないからです。

むしろ、今回の件でより公平・公正なレースが行われると思います。

であれば、より安心して予想を楽しめると思います。

そこに期待して、私はまだまだボートレースを楽しみます。

 

あと、ボートレースの収益金のうち、2.6%は日本財団の財源となります。

「日本財団」の文字が書かれた福祉車両などを見ることもあると思いますが、そういう車両などはボートレースが開催されているからこそ寄付できているわけです。

私は本当に少額しか投票しませんが、それでもその一部が福祉などに回されるので、そういう側面からも、ボートレースの投票は続けていきます。

 

最後に

うまくまとめられたとは思っていませんが、今回の事件はボートレースを別の側面から考える機会にはなりました。

ただ、このままでいいということは絶対にないので、日本モーターボート競走会を始め、ボートレースの運営に関わる人たちは、ぜひこの逆境を跳ね返してほしいものです。

私は、投票や、このブログでボートレースの魅力を少しでも伝えるという形で、わずかでも力になりたいと思います。

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