
どうもポンティーです!
2020年10月22日に、元ボートレーサーで八百長レースをはたらいた西川昌希被告およびその親戚の増川被告の判決が下されました。
ボートレース界のニュースとしては圧倒的に負のイメージにつながる事案でしたが、判決の内容は「身勝手な犯行で、2人はモーターボート競走の信頼を侵害した」などとして、西川被告に懲役3年の実刑判決と追徴金3725万円、増川被告には懲役3年・執行猶予5年と罰金1100万円を言い渡しました。
西川被告には執行猶予がつかないということで、厳しいながらも妥当だと思いました。
西川被告にはしっかり反省をしてもらいたいものです。
ただ、私が一番気になったのは、結局このニュースが世間一般にどのように受け止められられたのかということでした。
ここぞとばかりにボートレース界がバッシングを浴びるだろうと思ったんですね。
なので、今回ヤフーニュースに取り上げられたこの判決に関する記事で、コメント数が多かった記事のコメント欄を見て、その傾向をちょっと分析してみました。
もちろん、ヤフコメが民意を綺麗に反映しているとは思っていません。
大体ヤフーニュースのコメントって、偏ることが多いというか、トップになったコメントの趣旨に引きずられるような印象もあるので。
それでも一定のものさしにはなるかなと思って、厳密なものではないですが軽く分析してみました。
コメントを見る前は、さぞかしバッシングにあふれるだろうと思っていたので、それからすると結果としては意外でした。
調べたのは10月21日の夜でした。
日付が変わるかどうかぐらいの時間帯です。
参考にしたコメントはメインとなるコメントのみです。
メインコメントに対して返信をしているコメントは省きました。
その時の総コメント数は173で、そのコメントを大まかな傾向に分けて分類してみました。
全部で14に分類されまして割合の多いものから示していきます。
1位:罪の妥当性など判決への意見や疑問など 26コメント・約15.0%
一番割合が多かったのは今回の判決が妥当なのかなどの意見とか疑問でした。
ボートレース界にどうこうとかではなく、あくまで判決に対するコメントが一番多くて、冷静に見ている人が多いなという印象でした。
2位:西川被告への糾弾など 21コメント・約12.1%
2位は西川被告への糾弾です。
厳しい口調・内容で被告を責めるコメントが2番目に多かったです。
3位:他の公営競技への言及 19コメント・約11%
3位は特徴的だったと思います。
他の公営競技、要するに競馬や競輪などでも八百長はあるよ、というコメントが目立ちました。
八百長というのがそうそうニュースになるものでもないので、ここぞとばかりに言いたかったんでしょうね。
4位:西川被告はなぜこんなことをしたのか(もったいない) 17コメント・約9.8%
これは意外でしたが「なぜ西川被告はこういうことをしたの、もったいない」という趣旨のコメントがほぼ1割ありました。
これも冷静なコメントだと思います。
同率5位:皮肉 13コメント・約7.5%
この皮肉というのは、例えば「今後レースの出走表には八百長のデータも書かないといけないね」とか、そういう類のものです。
別にボートレースを責めるとかそういうのではない皮肉的なコメントです。
同率5位:八百長の方法などの質問 13コメント・約7.5%
八百長の方法などの質問というのは、例えば「西川被告1人の力どうやって八百長をしたの?」みたいな質問のコメントです。
まあ、それに対して返信のあるコメントもありましたが、無視もだいぶありましたね。
同率5位:意味不明 13コメント・約7.5%
この 意味不明というのはもう本当に意味不明なコメントです。
まあ一定数ありますね。
8位:(ボートレースは)まだ他にも八百長はある 12コメント・約6.9%
まだ他にも八百長はあるというコメントもまとまって見られました。
ただし、どのコメントも推論の域は出ていません。
負けた腹いせとか、ここぞとばかりに言いたいだけとか、そういう感じですね。
9位:八百長の方法や知識などの説明 11コメント・約6.4%
今回の八百長の方法とか知識を説明するコメントです。
一応は親切心からのコメントで感情的なものではないです。
同率10位:八百長レースの舟券を払い戻すべき 8コメント・約4.6%
これはちょっと感情的かなと思いますが、今回の八百長レースにかかわる舟券を払い戻せというコメントも散見されました。
まあ、当事者からすればそういう気持ちがわくのもわかりますけど、まあ負けた腹いせからのコメントが多かったぽいです。
同率10位:ギャンブル反対論 8コメント・約4.6%
ここぞとばかりにギャンブルへの反対論を唱えるコメントもありましたが、割合としては5%にも満たないものでした。
正直、この手のコメントがだいぶあると思っていたんですが、少なくとも今回はこんなものでした。
12位:ボートレース界への要求 5コメント・約2.9%
ボートレースの存続ありきのスタンスで、何かしら要求・要望をしているコメントです。
13位:ボートレース界への糾弾 4コメント・約2.3%
こちらは、ボートレースの廃止を求める趣旨のコメントです。
14位:八百長あるならボートレースをやめる 3コメント・約1.7%
まあ、お好きにどうぞ、という感じです。
ということであくまでざっと簡単にまとめてみました。
今回まとめてみてまず思ったのは、冷静なコメントが多いんだなということです。
当初のポンティーの予想とはまるで違いました。
まあ、冒頭の方でも言いましたけど、ヤフコメってトップの方にあるコメントにある程度引きずられて意見が偏る傾向が割とみられると思っていて、民意を綺麗に反映しているとは思っていません。
それでも今回の結果を見ると、大半の人は淡々と見ているという感じでした。
関心をもってコメントしている人でさえこういう感じなんで、世の中の大半の人は大して気にも止めてないのかなという気になりました。
ま、現時点で世間の大半の関心は「鬼滅の刃」に向いているんでしょうね。
最後になりますが、確かに八百長は本当に重い罪です。
ですが、これがボートレースにとって大きな逆風になっているかというと、そうでもないのかなと思いました。
でも、だからこそ、今後絶対にこんな八百長などない、クリーンで熱いレースを繰り広げてほしいです。
そうすれば今後もますますボートレース界は発展していくと思います。
それではこの辺で!
なお、今回の記事の動画も配信中です。
ぶっちゃけ見なくてもいいので再生だけでもしてくださいw
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